2016/05/12

個展『Friends その日のわたしたち終了しました。











亀井英里 初個展『Friends その日のわたしたち』会期終了しました。
お越しいただいた皆様、遠くから応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。

個展のお話を頂いてから、展示開始まで約3ヶ月。
「時間と交通費をかけて個展を見に来てもらう」というのはなかなかのプレッシャーで、準備期間中は寝ても覚めても個展のことを考えて過ごしていました。
お仕事のスケジュールをずらしてもらったり、どうしても調整がうまくいかなくてお断りしてしまったり、関係各所の皆様にはたいへんご迷惑をお掛けしました。

展示期間中はほぼ毎日在廊していました。
今の時代、イラストはいくらでもネットで見られる。でも、自分の絵を見ている方の姿はなかなか見れないものです。
絵を見ている表情、「ねえ、これ見て」と友人同士で話している姿、ある1枚の前でじっと立ち止まっている姿…

わたしが毎日自室で作っていた、ついこの間まで真っ白だった水彩画用紙を、毎日かわるがわる色んな人が見ている。
幸せな気持ちはもちろんありますが、おなじくらい不思議な気分です。
きっと、今後また個展をやっても毎回不思議に感じる気がします。

今回、ありがたいことに「いい空間ですね」という言葉を多くの方から頂けました。
普段平面のお仕事が中心ということもあり、空間のことを指摘されるのが新鮮で、展示は空間も表現の一部ということを改めて実感しました。

スペースをお貸しくださったCreative Space890は、かつて古本屋さんだったという趣のある建物内のギャラリーです。
ギャラリーの素朴な雰囲気や、5月のあたたかい日差し、メリリルさんに作っていただいたビスケットなど、様々な要素が展示を作り上げてくれたのだと思います。
それと、日々収集している真鍮のメモスタンドや銅の文鎮、クリップボードなどのお気に入りの文具類をここぞとばかりに使用することができ満足しています。(笑)


改めまして、本個展を気にかけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
差し入れは全て大切に頂き、お手紙は宝物にします。
これから先ずっと「あのとき、あの個展に行けてよかった」と思ってもらえるような作家になれるよう今後もがんばっていきたいです。


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